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ものがたり

会津地方

目黒常廣さん 佐久間宗一さん

  • 未来デザイナー

不思議な自然の恵み“風穴”

奥会津の山あいにある三島町。

ここに不思議な穴があるという。

 

調査したのは、安藤結衣アナウンサー。

 

 

 

住民への聞き込み調査の結果たどり着いたのが滝谷地区にある「風穴」の存在。

滝谷地区で、まちおこしに取り組む目黒常廣さんと、佐久間宗一さんに案内してもらった。

 

 

 

 

二人が案内してくれたのは、一軒のお宅。

農家の大竹清喜さんの家の庭先に風穴があるという。

大竹さんの家にあった小さな穴。これが風穴だ。

 

 

 

山の斜面にたまった冷気が吹き出している風穴。

穴の中は、温度が10℃以下と低温だ。

大竹さんは昔からここに食料品を保管しているという。

 

 

 

 

暮らしに根差した風穴。地区には、この風穴をいかした最新の施設があるという。二人に案内したのは、「風穴小屋」と名付けられた建物。

風穴のある斜面につくられたもので、

中に入ってみると中の温度は約5℃。安藤アナウンサーも「寒い」を連発。

 

 

 

目黒さんと佐久間さんは、この小屋を使って、新たな取り組みをはじめている。

三島町の名産、蕎麦を使った新たな特産品づくりだ。

風穴で熟成させることで、旨味成分がアップすることもわかっているという。

 

 

 

今月、この蕎麦をふるまう祭りが開かれた。

蕎麦を打つのは佐久間さん。

名付けて「風穴熟成そば」。挽きたて打ちたての「十割そば」を味わうために訪れた大勢の人たち。風味豊かでしっかりとした食感の蕎麦に舌鼓を打つ。

 

 

 

この蕎麦は、地域の物産館で定期的に販売する予定。

目黒さんと佐久間さんは、自然の恵みを生かした暮らしを、広めていくつもりだ。

 

「風穴を活用して、活性化につないでいくことになると思うので、これを起爆剤に広がっていけばいいな。」

「風穴があることによって福が舞い込んでくるようにしたいですね。」

 

 

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