メヒカリ
ギョロッと飛び出たおおきな目玉。青く光っていることからこの名がついた。かつては雑魚として扱われていたが、プリプリの肉が評判となり、今では福島を代表する魚に。天ぷら・唐揚げ・干物が美味。新鮮なものは刺身にも…。
川俣シャモ
日本を代表する絹織物の産地として繁栄した、川俣町。豪商たちが闘鶏遊びをするために、シャモは飼われていた。それがいつしか、おもてなしのごちそうに…。プリプリの食感。噛めば噛むほど美味!「世界一長い焼き鳥」が作られたことも…。
キャベツ
いま話題?『キャベツ餅』キャベツと餅で作る、郡山のソウルフード。
80年前から地元に根付く家庭料理。味付けは、しょう油、みりん、だし…。
手軽に作れておいしいんです。
★極寒の地だからこそ…『雪下キャベツ』
甘みと旨みが凝縮。冬季限定のフルーツのようなキャベツ。
その秘密は、雪の下に眠らせておくこと。寒さから身を守ろうとタンパク質がアミノ酸に変身。猪苗代町の「道の駅」やスーパーで手に入るよ。
磐梯山
★『磐梯山』
猪苗代湖がある南側は「表磐梯」、桧原湖や五色沼がある北側は「裏磐梯」と呼ばれる。今では観光名所の桧原湖や五色沼だが、実はまだ130歳。明治21年の噴火で、川がせきとめられてできた。
イチョウ
★喜多方「長床のイチョウ」熊野新宮神社の拝殿「長床」。
平安末期に建てられた、国の重要文化財だ。その境内にあるのが、樹齢800年のご神木『大イチョウ』。葉が色づく見ごろは11月中旬〜下旬。
黄色いじゅうたんが敷かれたような、長床は一見の価値あり!
★南会津・古町の大イチョウ
小学校の校庭跡にそびえる樹齢800年の大木。中世の武家屋敷の庭木だったと伝えられる。
落葉の仕方で、その冬の積雪の様子がわかると言われ、地元では別名『雪見イチョウ』とも…。
ひまわり
県内各地で咲く「ひまわり」。震災や津波で作物が作れなくなった田畑や、
避難先で集まれる場所を作るために植えられるなど、「復興のシンボル」として大輪の花を咲かせている。ひまわりの種の油は、バスの燃料にも使われる。
柿
★皇室献上の『会津みしらず柿』
大粒でとろりとした甘さが特徴。焼酎で渋抜きする昔ながらの方法にこだわった柿だ。
名前の由来には諸説あり…
1、身の程知らずにたくさん実をつける
2、将軍が“これほどうまい柿は初めて”と賞賛
3、おいしくて、わが身も考えずに食べ過ぎてしまう
常磐もの
福島沖は、親潮と黒潮がぶつかる潮目の海。質のいい魚がたくさん獲れる。ヒラメ、ナメタガレイ、メヒカリ、アンコウ…。
『常磐もの』と呼ばれ、市場でも高い評価をうけてきた。
いちご
★いちごの季節限定!『おいしい婚活パーティ』
いわき市田人地区などでは、いちご狩りをきっかけに、男女の縁を取り持つ、婚活いちご園もあるよ!
★“復活”のいちご園
相馬市和田地区のいちご園は、津波で海水に浸ってしまったが、
水耕栽培に切り替えて復活を遂げた。毎年、子どもたちがいちご狩りを楽しんでいるよ。
しその葉
東北のソウルフード『しそ巻き』しその葉に、味噌を巻いたもの。
そこに唐辛子が入っていてピリッと辛い、大人味。他にも、大根、干し柿、桃を巻いたものまで。福島のしそ巻きはバリーエーションも豊かなのだ。
猪苗代湖
日本で4番目に大きい湖。
夏はウインドサーフィンや水上スキーなど楽しみがいっぱい。湖畔では毎年、音楽フェスも開かれる。冬にはシベリアから白鳥が飛来。猪苗代湖から見る磐梯山は、福島を代表する景色だ。
山芋
まっすぐで長い『白沢のとろろ芋』。本宮市の旧白沢村地区の特産品。
専用パイプの中で育てた芋は、長さ80cm以上!粘り気と甘みが強く、国内随一の品質と名高い。
鮭
楢葉町を流れる木戸川は、全国有数の「鮭が遡上する川」。
震災の影響で放流が途絶えたが、町の人が避難している間も自然にふ化。
5年後、故郷に戻ってきた鮭の姿に、町の人たちは、大いに勇気づけられた。
りんご
福島のりんごは青森や長野に比べ、“完熟していておいしい”という噂も。
蜜入りリンゴも福島のリンゴの特徴だ。安くて種類も多く、どれを買うか迷ってしまう…。
ミズバショウ
尾瀬を代表する花、ミズバショウ。
雪解けの季節を告げる花で、尾瀬では6月上旬に大群生を魅せる。福島県側の尾瀬・玄関口、檜枝岐村には多くの観光客が訪れる。
にんじん
★お正月の定番メニュー『いか人参』
シンプルだけど、クセになる福島を代表する郷土料理。スルメイカとニンジンを細切りにし、しょう油やみりんで味付けする。お酒がすすむ逸品なんだ。
★会津は高麗人参の三大産地の一つ
会津産の高麗人参は「オタネニンジン」と呼ばれる。300年前、会津藩が栽培を奨励した。滋養強壮や疲労回復など薬用に効果がある
ゼンマイ
春を告げる山菜の一つ。南会津では、暗黙のルールがある。
収穫の時に必ず一部を残す。来年も恵みを受け取るための生活の知恵だ。
イチジク
プチプチの食感のいちじく。その正体は花なんです!
いちじくは、実の中に花を咲かせる植物で赤いつぶの一つ一つが小さな花なんだ。
マタギ
熊や鹿、イノシシなどの狩猟をする人たち。
只見地方では「鉄砲撃ち(テッポウブチ)」
「狩人(カリウド)」「山人(ヤモード)」と呼ばれる。
稲穂
日本有数の「コメどころ」福島。震災前~のコメの生産量は全国4位。
その後、生産量は4分の3に減ったが、今も7位だ。一面、黄金色の風景はやっぱりいいなぁ…。今年も秋になったら、玄米を買って、コイン精米をして、ほくほくの新米を食べよう!
酒
福島は「日本酒王国」。
品質や蔵元の技術は全国トップレベルだ。新酒鑑評会で、金賞を獲得した銘柄数が5年連続で日本一に。実はこの地位を築くまで、苦節の道のりは25年に及ぶ。人材育成や技術開発で、蔵元同士が連携してきた賜物なんだ。
あかべこ
赤い牛(べこ)の張子人形。会津地方の民芸品。福島県を代表するシンボル的存在だ。
疫病を払った赤い牛の伝説や断崖に立つお寺の建設を助けた牛の話が由来とされる。
赤い色には魔除けの効果があり、「幸せを運ぶ牛」「子どもの守り神」として愛されている。
紅葉
磐梯吾妻スカイライン、安達太良山のケーブルカー…。福島は、紅葉狩りの宝庫だ。
温暖な太平洋側から豪雪地帯の奥会津まで、地形や気候は様々。だから長〜く紅葉を楽しめる。ハイキングで楽しんだり、露天風呂から楽しんだり…。
山椒の葉
会津名物『ニシンの山椒漬け』北前船で新潟経由で運んばれてきた身欠きニシンをしょう油と山椒の葉(木の芽)に漬け込むと、キリッとした味わいの保存食ができあがる。
これが会津の酒と合うんだな〜
しそ巻き
★東北のソウルフード『しそ巻き』
しその葉に、味噌を巻いたもの。そこに唐辛子が入っていてピリッと辛い、大人味。
他にも、大根、干し柿、桃を巻いたものまで。福島のしそ巻きはバリーエーションも豊かなのだ。
須賀川のきゅうり
イテテテッ
きゅうりのトゲは新鮮な証。
採りたてのきゅうりは、一度折っても、くっついちゃう!
福島県は夏秋のきゅうり生産量日本一。
寝苦しい暑い夜ほど、グングン育つのだ!
桃
朝晩の寒暖の差が大きい福島は「フルーツ王国」。中でも、太陽の光をたっぷり浴びて育った
甘〜い桃は、全国的に有名。福島市には果樹畑や直売店が並ぶ道がある。
その名も「フルーツライン」。果物狩りを体験することもできるよ。
杉
川内村『林の大杉』(別名・将軍杉)農家の屋敷にそびえる大木。樹齢1200年と言われ、
征夷大将軍、坂上田村麻呂が戦勝を祈念して植えたと伝わる。川内村には、珍しい杉の木もある。根元から2本に分かれた『夫婦杉』だ。そんな形の杉は、全国でもとても珍しいんだって。
こけし
‘東北地方に11系統ある伝統の『こけし』。土湯温泉は、三大こけし発祥の地だ。
土湯のこけしは、しましまのロクロ模様、首を回すとキイキイ音が出るのが特徴。
※東北のこけしの違いは、“こけし系統覚え唄”を聴いてみてね。
かぼちゃ
★『いいたて雪っ娘』2011年に完成した飯舘村のオリジナル品種。ポクポクした甘さと、しっとりが融合した食感。避難中も種を守りぬいた、村の自慢。
★『会津菊かぼちゃ』会津若松市の伝統野菜。熟し始めると赤茶色に変化する。ねっとりとした食感がやみつきに。
★『奥会津金山カボチャ』金山町の特産品。「吊り下げ方式」で栽培したカボチャは鮮やかなオレンジ色。濃厚な甘さで、形もきれい。
わかさぎ
冬は、テントを持って桧原湖へ。凍った湖に穴を開け、釣り糸を垂れる。
釣ったワカサギは、周辺の宿で天ぷらにしてくれる。寒がりさんには、ドーム船の中で釣ることもできるので、初心者も安心して楽しめるよ…。
こごみ
春を告げる山菜『こごみ』。雪深い南会津では、上質のこごみが採れる。
さっと塩茹でし、かつお節やしょう油をかけて食す。
会津特産「じゅうねん(えごま)味噌」の和え物も逸品だ。
だるま
300年前、城下の繁栄を願って作られたのが始まり。眉は鶴、ひげは亀など“縁起もの”が模様になっている。2月11日の「だるま市」は15万人が訪れる。新名物「白河だるまバーガー」は食べると運気がUP。
だるまが描かれたバンズに、カツがはさまれていて勝負のときに食べたいひと品。
起き上がり小法師
会津地方を代表する民芸品。
何度倒しても起き上がることから「七転八起」の縁起物として知られている。不屈の姿は、粘り強さと健康のシンボルだ。
稲ぼっち
稲刈りを終えると田んぼに現れる『稲ぼっち』。
稲わらを乾燥させるため、約10日間だけみることができる。三角すいや、らせん状など、形は地域ごとに色々。藁は、神社のしめ縄からわらじまで、様々なものに姿を変える。
ふきのとう
雪の下で春の訪れをつげる「ふきのとう」。独特の香りとほろ苦さは、定番の天ぷらの他にも、細かく刻んで味噌と混ぜた「ふき味噌」などでたのしめる。
フラガール
映画でもおなじみ、温泉テーマパークの華『フラガール』。フラダンスショーの始まりは、昭和41年のこと。炭鉱業が落ち込む中、起死回生策としてレジャー施設が誕生。
盛り上げたのが、フラを踊った女性たちだった。東日本大震災後、全国をまわり感動と勇気を与えた。
あけび
淡紫色に色づく果実『アケビ』皮はほろ苦く、炒め物にすると旨い。
アケビのつるは、かごやバッグに加工される。冬場の手仕事として生まれた、会津地方の工芸品だ。
トルコキキョウ
川俣町山木屋地区の特産の花。阿武隈の冷涼な気候が、質の高い花を作り出す。
花言葉は“希望”。
大豆
★鮫川村特産の大豆『ふくいぶき』
「ふくいぶき」で作る味噌や豆腐は、風味が濃厚。美容や健康にいい「イソフラボン」が豊富に含まれる。
★納豆の消費量全国1位(総務省家計調査)
小学校の給食で、納豆がよく出る。子どもの頃から食べているから
大人になってもよく食べるのかな…。納豆は、混ぜてからタレをかける方がまろやかになって、より美味しいよ。
吾妻山
★『吾妻山(吾妻連峰)』
福島と山形の県境、20キロにわたって連なる火山山脈。
火山の一つ、福島市から見えるのが吾妻小富士。春先、その斜面に「うさぎの形の残雪」が現れる。農家はこの「雪うさぎ」を目安に、種まきをはじめるのだ。
ケヤキ
福島には見事なケヤキの巨樹がいくつもあり、県の木に指定されている。
ちなみに、県の花は「ネモトシャクナゲ」。県の鳥は「キビタキ」。
ハコネサンショウウオ
檜枝岐村の特産品。沢で獲れる山の幸。大正時代には漢方薬として海外にも輸出され、貴重な収入源でもあった。滋養強壮や健康促進、おねしょや夜泣きに効くともいわれてきた。
漁期は5月。オスよりもメスが多く獲れるようになるとサンショウウオを絶やさないために、漁を終えるのが村の掟。
オコジョ
イタチに似た小さな生き物。冬は毛が真っ白になる。愛らしく、神秘的な姿から“山の神の使い”とも言われる。尾瀬や檜枝岐 で会えるかもしれない。
見た目はかわいいが気性は荒いのでご注意を…。
冬瓜
ラグビーボールほどの大きさの冬瓜は、冬瓜なのに、実は夏野菜。
淡白な味わいで煮物やスープにすると、夏バテ防止に効果テキメンとか。
ズッキーニ
きゅうりのような形だけど、実はカボチャ属。日本名は「ウリカボチャ」
丸いものから、UFOの形をしたものまで、福島のズッキーニは、形も個性的。
ぶどう
川内村を『ワインの里』に!
原発事故で放棄された牧草地を、ブドウ畑として復活させている。
冷涼な気候が、ワインに適したブドウを育む。2020年の初出荷を目指している。
エゴマ
健康にいいと脚光を浴びているエゴマ。
福島では「じゅうねん」と呼ばれ、昔から食べられていた。
十年長生きするから、「じゅうねん」なんだって。血液の循環をよくするため、心疾患の予防になり、美容にもいいと話題。
鶴ヶ城
大河ドラマ“八重の桜”の舞台。戊辰戦争で1ヶ月に及ぶ激しい攻防戦に耐えた。新島八重は弟の仇を討つため、男装し銃をかついで参戦。
後に「幕末のジャンヌダルク」と讃えられた。
城は明治政府によって取り壊され、昭和40年、多くの人の寄付などにより再建された。日本で唯一の、赤瓦の天守閣。
馬
相馬地方伝統の夏祭り『相馬野馬追』。1000年以上の歴史がある。
町の男たちが甲冑を着て騎馬にまたがり行列。その数は500騎にものぼる。3日間のハイライトの一つは「甲冑競馬」。
もう一つは「旗」を奪い合う「神旗争奪戦」だ。年に一度、男たちは勇ましい騎馬武者に変身する。