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ものがたり

会津地方

岩田悠二郎さん

  • 未来デザイナー

コロナ禍でも新しい味を開発

喜多方市で酒蔵を経営する岩田悠二郎さん。

新型コロナウイルスの影響を受け、飲食店の営業時間が短縮し、出荷数が減っていた。

そんな時、福島を日本酒王国に育てた鈴木賢二さんから打診があった。

「リーズナブルで、福島の個性をいかした辛口を造ってみないかい?」

 

 

福島の酒は甘口が主流だ。しかし辛口も飲みたいという声は以前から届いていた。

「苦境のいまだからこそ、そうした声に応え、新たなファンを増やすべき」。

鈴木さんはそう考えた。

 

 

 

岩田さんも鈴木さんの申し出に快諾。

「福島流辛口」づくりが始まった。

 

 

 

順調に酒造りが進んでいたが、発酵期間の半ばに差し掛かり、問題が起こった。

入れる水加減が難しく、味が濃くなってしまったのだ。

さっそく駆け付けた鈴木さん。

 

 

 

応急処置として水を入れることに。

時間が経てば経つほど更に濃くなってしまうため、大急ぎで水を足す。

 

 

とりあえず様子を見ることに。

出来上がりまであと少し。酒蔵と鈴木さんの模索は続く。

 

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