ページの本文へ

ものがたり

中通り

相樂孝仁さん

  • 福島LOVERS
  • 未来デザイナー

『福島への“エール”』

連続テレビ小説「エール」で、福島ことばを指導している相楽孝仁(さがら・こうじん)さん。

普段は舞台を中心に活躍している俳優だ。

 

 

ドラマの舞台になった場所出身の俳優がその土地のことばを指導するのが一般的だという。

演じるということを踏まえながらの指導ができるからだ。

 

今でも年に4,5回は須賀川の実家に帰るという相樂さん。

連続テレビ小説は家族も大好きな番組で、家族もみんな喜んでくれているという。

相樂さんの福島ことばの原点は祖父母。

 

 

 

小さいころに相樂さんを優しく包み込んでくれた、

じっちゃん、ばーちゃんの福島ことばをイメージして、ドラマでの福島ことば指導しているという。

 

 

ただ、全国放送のドラマのことば指導は難しい。

訛りがきつすぎても伝わらないし、弱すぎるとその土地感が薄れてしまうので、

“いい塩梅”で指導しなければいけないからだ。

 

それでも、相樂さんはやりがいを感じている。

そこには、震災と原発事故の影響に苦しむ、ふるさと・福島への思いがあるからだ。

東京でずっと活動を続けていた相樂さんは、自分にできることは何なのか…ずっと心に引っかかっていたという。

「エール」での福島ことば指導は、今までの自分の活動を活かし、地元のためにできることだった。

 

 

 

福島で暮らす人はもちろん、全国にいる福島の人たちにも福島ことばを感じてほしいと願っている。

「エール」での福島ことばは相樂さんからの福島への“エール”でもある。

 

どこかあったかく感じる福島のことば。

「エール」の物語はもちろん、俳優たちの「福島ことば」にも注目してほしい。

一覧へ戻る 

番組バックナンバー