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ものがたり

浜通り

八巻安夫さん

  • 未来デザイナー

南相馬に眠る太古のロマンを子どもたちへ

南相馬市在住の八巻安夫(やまき・やすお)さん

県内でも名の知れた化石発掘の名人だ。

 

 

これまでに八巻さんが発掘した化石の数はなんと3000個以上!

県内最大級のアンモナイトや完全な形の三葉虫なども発掘している。

 

 

 

「南相馬は “化石の宝庫”」

実は南相馬市の大地は全国でも有数の化石産出スポット。

そのわけは、市内東西約20キロの間に 古生代、中生代、新生代と幅広い地層が分布していること。年代にすると約5億年前から約2000万年前の化石が発掘できる。

 

 

 

 

 

 

名人の八巻さんがNHK福島放送局の須藤健吾アナウンサーを

化石の発掘に連れて行ってくれることに。

 

 

 

須藤アナ人生初の化石発掘に挑戦!

しかし、なかなか割れない硬い石に苦戦・・・

石と格闘すること約20分。

 

 

ついに、化石をゲット!

きれいな貝の形が残っている化石だった。

 

 

 

 

「酒飲みながら発掘 つまみはこの化石だな」

化石発掘名人八巻さん。

なんと自宅の庭でも発掘している。1日に6時間も没頭することがあるのだという。

ここでもアンモナイトや貝の化石がでたそう。

 

 

 

この南相馬の大地の魅力を伝えたいのが、子どもたち。

 

 

 

2002年に研究会を立ち上げ、

子どもたちに化石の発掘を体験してもらうイベントを開催してきた八巻さん。

 

 

 

 

一時、福島第一原発の事故で発掘ができない時期があったが、

八巻さんは仲間とともに安全な場所を探し出しイベントの復活を目指してきた。

ことし11月21日に開催された発掘イベントには

これまでで1番多くの人数の子どもたちが参加。

子どもたちは化石発掘に夢中だ!

 

 

 

 

「どんどん興味を持ってくれる子どもたちも増えてきて、やっと我々の苦労も実りつつある。誇りを持ってこれからも活動を継続していきたい」

南相馬の大地の恵みが引き継がれていく。

 

 

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